男性型脱毛症(AGA)
男性型脱毛症(AGA)
AGAという言葉を最近テレビなどでよく耳にするようになりました。これはAndrogenetic Alopeciaを略した用語で、男性ホルモンに関係した脱毛症、つまり「男性型脱毛症」のことです。進行性であることが特徴で、早い人では20代から始まります。毛髪は「成長期」→「退行期」→「休止期」のサイクルを経て生え替わります。このヘアサイクルは約4〜5年であるのが通常ですが、AGAでは数ヶ月単位で毛髪が生え替わってしまいます。毛髪が十分に成長しないまま抜けてしまうために、いわゆる薄毛という状態になります。
当院では内服薬でプロペシア(先発品)・フィナステリド(後発品)・ザガーロ(先発品)・デュタステリド(後発品)のいずれかを処方しています。特に希望がない場合はフィナステリド(後発品)を処方しています。
「プロペシア」は製品名(商品名)で、成分名(一般名)は「フィナステリド」といいます。
プロペシアはAGAの原因となる男性ホルモン(DTH)の生成を抑制することで脱毛や薄毛を防ぎます。DTHは血中のテストステロンに5α‐還元酵素が働いて作られる物質です。プロペシアが5α‐還元酵素を阻害することでDTHが作られなくなりAGAに効果がみられます。
もともとこのプロペシアは前立腺肥大症の治療薬として開発されました。服用した患者から「毛が生えるようになった」という訴えが相次ぎ、改めて育毛剤としての研究開発がされたのです。
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予約は不要ですので診療時間内に直接ご来院してください。
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待合室にて問診表をご記入していただきます。
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約10分程度の問診です。問診内容は内服薬のご説明と頭髪を少しだけ見せていただく程度です。
内服薬についてご質問等ありましたらお気軽にお聞きください。
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問診が終わり次第すぐに処方せんを発行いたします。初回14日分、以後30日分となります。
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診療時間内でご都合のよい時間に直接ご来院してください。
受付にて初診時にお渡しいたしました診察券を提示してください。
◇効果を持続させるためには内服薬を継続的に服用する。
服用し続けて効果があっても、中止によって効果は無くなり症状が進行します。
◇20歳未満での安全性及び有効性は確立されていないため、未成年に対しての処方はできません。
◇適用がないため、女性に対しての処方はできません。
プロペシアなどのAGA治療薬は、他の医療用医薬品とは違い、薬価基準未収載品で保険が適用されません。薬剤の価格をはじめ診療にかかる費用は全額自己負担(自費診療)になります。
費用は診療代として¥3,300(税込)です。薬局で薬剤代が別途かかり、月額約¥11,000程度となります。